今回完成したHADES CALLERの1st アルバムDark Roadはコンセプトアルバムとしても楽しめます。

全6曲で43分、8分や10分ある曲もあるのでコンセプトアルバムとして歌詞と併せてストーリー性、世界観を感じながら聴いてもらった方が面白いかもしれません。


~story of dark road~
最期の核戦争に希望を失った科学者が開発した総てを終わらせる兵器1.HADES CALLERを使い世界が終わり望みを叶える、
それまでもそうだったが更に総てを失い孤独と化した人生を悟り再確認する2.Living In Alone、
そして、辛うじて死ねなかった残された人々は今までの造られた世界3.Inside The Boxで飼われていた事にようやく気付く、
しかし、甘い飴にどっぷり漬けられて生きてきた脳は未だそれを断ち切る現実を受け入れられず苦悩する4.Chain Of Anguish、
酷しい現実の中、徐々に状況を理解し見せられていた表の世界と裏側の世界を知り、今後の生死の境を決める自身の行き先を歩く決心をする5.Dark Road、
一旦人生観が変わると死への怖れも、人生に未練も無くなり、総てが時間の経過により生まれ風化する自然の摂理を知る。
底無しの絶望が生と死に対しフラットな視線を与え、葛藤からも絶望からも解放されその人間の物語は逐える6.End Of Story。

死は生の苦しみを解放する。
生に執着する煩悩を解き放てば、生の状況を有利にしようと利己的になり奪う事には興味を失い、我が身も与える事が出来る。

天国が無くても地獄を恐れるな。
誰にも神にも誰を裁く権利なんて無い。
裁く行為そのものが罪だから。

残念ながら、物事に生も誤も義も悪も無い。

この物語の最期には誰も生き遺らずに絶滅しかないが、

死を悲観せず死は救いとなり、
死は総ての生物にとって避ける事の出来ない必然となる現実、でしかない。

死を過度に恐れる者にこそ、
死は恐怖を纏い生きる者に牙を剥く。