言葉も時間も、罪を理解させ更生させるには少な過ぎた。。

血の繋がりが在るかの様に、二人のロウソクは流れ付き再会した。

見知らぬ他人として弟と再会して追い詰め、
弟は屈辱を与えられ屈服させられたのが罪が原因だという事は理解したかもしれない。

しかし、弟に充分な罰を与える事無く、解放するしかなかったこの一度目の再会は、
見知らぬ自分を追い詰めた人間(兄)へ、弟は憎悪を燃やし復讐へと向かう事になる。
厳しさを与えなかった"優しさ"が罪となり、罪人を罪人のまま野放しにした"新たな罪"が此所で生まれる事になる。

兄の弟への更生の願いは届かない。
罪人に植え付いた闇は簡単には接がれない。簡単にその生き方を変えさせれる程甘くはないのだ。

ロウソクは再び離れ次の再会を待つ事になる。

輪廻は必ず解消されるまで、両者を罪で結び付け、離す事はないのだ。


HADES CALLER 3rd 1/4 Song No.11 お前のロウソク Your candle

a1
俺はお前を許さない
ここから出ていけ
お前を殺さずに逃がしてしまう
お前は学ぶのだろうか
ここから離れたお前は、また同じ事を繰り返すのだろうか？

b1
ロウソクは燃えている
お前の人生は続いているように、、

a2
お前は何を感じた？
捕らえられプライドを傷付けられて
罪のために泣く
それは俺とお前
そして、総てのお前を知る人間(存在)だ

b2
ロウソクは溶けていく
人生の残りが減るように

c
お前の上に落ちて行く
重ね合わせ、擦り合い、燃えて行く

お前は俺の上に落ちて行くだろう
目的を見失う程に
そして連なり、ロウソクは減っていく

solo

naration
ロウソクの溶けた先が俺達の行き先
もし繋がりまた会えるのなら
その時、どの様な出会いが待っているのか
そしてどの様な人生を迎え遂げるのか、、

c
c
お前の上に落ちて行く
重ね合わせ、擦り合い、燃えて行く

お前は俺の上に落ちて行くだろう
目的を見失う程に
そして連なり、ロウソクは減っていく

c2
許し、願い、そして叶える事は出来るだろうか
本当の自分をお前は見失っただけ
お前自身を取り戻せ
傾いたロウソクを立て直し
再び火を付け燃やすのだ